Monday 12 September 2011

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連日猛暑日リターンズな今日この頃、いかがお過ごしですか?わたしです。
週末はかぶさんの展足をしようと思っていたのですがあまりに暑いのでやめました。延期です。
展足後1ヶ月くらい乾燥期間を設けなくてはならないので早めに終えたかったのですが、数時間お湯漬けしてるその間、部屋の温度も上昇してしまうと思うともううんざりで。

ならばかぶたん(アトラスオオカブト)の標本作業に入ろうかとも思ったのですが、スチレンモノマーが家にない!→よってこちらも延期です。

在りし日のかぶたん。

当時携帯の待ち受けにしてました。


かぶたんは携帯画像オンリーなのが悔やまれます。

さて標本。かぶたんもかぶさんも、樹脂標本にする予定です。
なぜ樹脂標本か。
1.メンテナンスがらくちん
2.安価
3.耐久性がある
このへんが非常に魅力的

通常の昆虫標本の場合、防腐処理や防虫処理などの完成後のメンテナンスが欠かせませんが、樹脂標本ならカビや虫食いの心配がありません。
制作費も初期の材料費だけで済みますし、高価なドイツ箱を用意する必要もありません。
加えて身近なマテリアルマニアの存在と、あわよくば職場からデシケーターを拝借してこようという算段で樹脂標本に決めました。

学術標本は後々同定する際に解剖できる状態にしておく必要があるらしく、出自のわからないかぶたんのようなムシは樹脂詰めにしない方がよいんだとは思います。本来は。
でも今後同定してもらうような機会があるとも限らないし、和名や学名を敢えて(たぶん)と書きたいし。
むしろ今さらコーカサスですって言われても、なんだか微妙な気分だし。

自分で同定できないかなーとも思い(無謀!)、一応調べてみたところ「ゲニ抜き」という聞き慣れない言葉が。
ゲニ=交尾器、交接器。要は生殖器なのですが、昆虫など外骨格の発達した動物では、その部分がキチン質でできており、しかも雌雄の生殖器がうまくかみ合う形になっている。種が異なると細部の構造が異なるので、交尾が成立しないようになっており、種間交雑を妨げる物理的な障壁として働く。各分類群の分類において、種の区別にこの部分を利用する例は多い。のだそうで、だから酢酸エチルを注入する場合「交尾器を避けて」と但し書きがあるのかーとかなんとか。納得。
とにかくわたしには無理そうです

樹脂標本は雑貨扱いで正しくは標本とは呼ばないらしいんだけど、でもわたしは樹脂標本で、スチレンモノマーを入手次第かぶたんから始めようかな、と。
そのためにはまずハンズへ行かなきゃだけど、いつになることやら☆

ちなみにかぶたんが赤眼になってしまった原因はわからないままだけど、図鑑や博物館の標本でも眼が褐色の昆虫を見るので、もしかしてアセトンとかよくないんだろうか??と思って、かぶさんには使用しない方向でいく予定です。冷凍してることでダニやらがいたとしても死滅してるだろうし。
というか、かぶたんはダニに悩まされたけどかぶさんは全然気にならなかったふしぎ。
ちなみにマットは純太くん。

赤眼は印象がだいぶ違ってしまうので、かぶさんは眼が黒いうちに標本にしたいです。

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